2019/10/31更新しました
こんにちは。イッポです。
今回は「外掛け式フィルター」ご紹介ですね。
イッポ的には、超お手軽なフィルターの1つだと思います。そんな外掛け式フィルターを見ていきますよ。
それでは、いってみよー。
あっ、その前に「ろ過」ってなに?という方はこちらを先にさらっと読んだ方が分かりやすいかも。↓↓
外掛け式フィルターの特徴
外掛け式フィルターとは、水槽のフチにひっかっけて使うタイプのろ過フィルターのコトです。どちらかというと、小型水槽(45cm以下)との相性がいいと思います。60cm水槽以上で使うのであれば、サブフィルターとして使うと優秀です。
ちなみに、外掛け式フィルターはこんな感じのモノです。↓↓
水槽から水を吸い上げ、ろ過槽「ろ材が入る所」を通り最後に水槽にろ過した水を戻します。基本的にろ過槽には、各メーカーから専用の「外掛け式フィルター純正ろ材」として生物ろ過・物理ろ過・化学ろ過と用途に応じたものが販売されています。手に入れやすいのも利点ですね。
外部式フィルターに比べると、フィルター本体用の場所を確保しなくてもよく、取り外しや場所移動など超簡単です。お値段もリーズナブルで財布とイッポに優しい安心設計www。初めてでも説明書を見ながら簡単に設置ができます。初心者さん向けのスタート水槽セットにはよくこの外掛け式フィルターがセットになっています。とっても使いやすい小型水槽向けのフィルターですね。
どんな魚を飼育できるの?
割と簡単に、水流(フィルターから出る水量)を調節できるので、水流大好きなネオンテトラなどの小型カラシン、逆に水流大嫌いな金魚さんにも対応出来ちゃいます。
へぇー。なかなかいいんじゃない。
ですよねーー。イッポも大好きフィルターの1つです。
エビ(ビーシュリンプ)専用水槽などで使うには、ちょっとした魔改造が必要です。
他のフィルターに比べると・・・
小型水槽用としてのろ過フィルターとして候補に挙がるのが、この「外掛け式フィルター」と「底面式フィルター」「投げ込み式フィルター」「スポンジフィルター」ぐらいかな。
この外掛け式フィルター以外すべて別途エアーポンプが必要です。(外掛け式フィルターはモーターも1体型になっているので、エアーポンプは必要ないです)
小型水槽でCO2(二酸化炭素)を添加して水草育成するのであれば、この外掛け式フィルターは他の小型水槽向けのフィルターよりはCO2を逃がしにくいので、オススメです。
小型水槽向けの外掛け式フィルター以外のものは、水槽内にデカデカと「ここにフィルターがありますよーー」っていうぐらい目立っちゃいます。水槽内の美しい景観が・・・。なので小型のレイアウト水槽(きれいに水草と生体のバランスを取った水槽)では外掛け式フィルターが選ばれます。
外掛け式フィルターは水槽の外側でひっかけて設置するので、水槽上部が空いています。水草育成水槽であれば、照明を追加して設置ができます。本当は外部式フィルターの方が水草育成に向いていますが、小型水槽での水草育成であれば、外掛け式フィルターの方がお値段も安くて、機能も良いのでいいと思います。
ちなみに、【他のフィルターを見てみたい方】は、こちらからどうぞ。↓↓
外掛け式フィルターの良いところ
お値段がお値打ち
これはめちゃくちゃ助かりますね。イッポもお財布事情はお嫁さんからのおこずかい制なので、いつも北風が吹いています。
おめー。「こずかい」いくらもらってんだよ。
言えるわけがありません。この記事を読まれたらガクガク・ブルブルになっちゃいますよ。
ご想像にオ・マ・カ・セ♥
30cm水槽用の外掛け式フィルターであれば、1,500円あれば買えると思います。フィルター本体だけの値段であれば、「投げ込み式」「スポンジ式」「底面式」のほうが安いのですが、これらはさらに別途エアーポンプを買わないと使えません。トータルで考えると同じぐらいになっちゃうと思います。
外部式フィルターと比べるまでもないですが、3分の1以下の金額で買えますね。
初めてでも安心
外掛け式フィルターはどのメーカ―製品でも、説明書を見ながら簡単に準備できます。メカが苦手な人でもできますよ。専門的な知識が無くても、楽々準備ができます。
水槽の外側に設置するので、水槽がスッキリする
底面フィルターやスポンジフィルター、投げ込み式フィルターなどは、水槽内でフィルターが自己主張しまくります。これではせっかくの美しい水景が残念になっちゃいます。その点外掛け式フィルターは、水槽の外にひっかけてあるので、水中での自己主張は控えめです。
酸素を取り込みやすい構造
外掛け式フィルターは、ろ過するときに水と空気が触れ合う構造になっているので、酸素を水槽内に取り込みやすいといえます。
水槽内にろ過した水も落としながら入れるので、その際にも酸素を取りいれます。生体にとっては夏場など高水温時に酸欠になりにくいフィルターですね。(エアーポンプを併用するフィルターには酸素供給量は勝てません)
わりと静か
小型水槽向けのフィルターというと「底面フィルター」「投げ込み式フィルター」「スポンジフィルター」もありますが、これらはエアーポンプとのセットで動かすので、水面でのポコポコ音とエアーポンプの振動音が発生します。それらとは違い外掛け式フィルターは、水中にモーターを入れているものが多く、振動が極力少ないように設計されています。なので割と静か(無音ではないですが・・・)
メンテナンスが簡単
外掛け式フィルターは純正のろ材を取り換えるだけなので、手を汚すことなくろ材交換ができます。ちょこっとろ材の購入費用は掛かっちゃいますが。古いろ材を抜いて新しいろ材を差し込むだけで交換できます。
水槽の上部がすっきり空く
水草水槽をするのであれば、高光量が必要でどうしても照明を増やさなければいけません。その照明を置くスペースを確保できるのも外掛け式フィルターのいいところですね。フィルター本体は水槽の外側に引っかかるだけなので、上は広く開ける事ができるので。
小型水槽向けフィルターの中ではCO2を逃がしにくい作り
水草を育成するにはCO2(二酸化炭素)の添加が必須です。ですが外掛け式フィルターは空気と水が触れ合うことが多くCO2が逃げてしまいます。
えっ、水草育成に向いてないじゃん。
ですが、他の小型水槽向けフィルターではエアーポンプが必要となり、エアーレーションすることでCO2を空気中により多く逃がしてしまいます。なので消去法で小型水槽での水草育成には外掛け式フィルターがまだましとなっちゃいます。(一番いいのは外部式フィルターの導入ですがお値段が高いです)(ー_ー)!!
外掛け式フィルターのイマイチなところ
ろ過能力が低め
ろ過能力は「酸素量」&「ろ材の量」で決まります。
このどちらも、外掛け式フィルターは少なくなってしまいます。特に純正ろ材を使用するときは、メンテナンスが便利な反面、ろ材量が少なくなってしまいます。頻繁にろ材の交換が必要なため、そのろ材に居付いているバクテリアも一緒に捨てなければいけないので、どうしてもろ過能力は低めとなってしまいます。
一部、魔改造すると、ろ過能力を少し上げる事ができます。
小型水槽向けフィルターでろ過能力が一番高いものは底面フィルターなので、ろ過能力重視であれば、底面フィルターを検討してみてはいかがでしょうか。
純正ろ材のランニングコストが高い
外掛け式フィルターは通常純正ろ材を使います。これを使うとメンテナンスはめちゃくちゃ簡単なのですが、2~3週間で取り換えとなります。純正ろ材単体ではそれほど高価なものではないですが、2~3週間間隔で交換し続けていくと費用が増えていってしまいます。
【ろ材】についてはこちらの方が分かりやすいです↓↓
二酸化炭素(CO2)が外に逃げやすい
小型水槽での水草育成に適していると言いましたが、小型水槽用フィルターの中で選ぶならば、外掛け式フィルターと言う感じです。どうしても空気と水が触れ合うタイプのフィルターなので仕方がありません。
水流が強すぎる場合もある
水槽サイズに対して、大き目のフィルターを使うと、ろ過能力は上がりますが、同時に水流も強くなってしまいます。泳ぎが苦手で強い水流を好まない魚もいますので、注意が必要です。昔の外掛け式フィルターは水流調節がうまくできませんでしたが、最近の物は調整機能が向上していますので、メーカーにもよりますが、適度に水流を調節することができます。
外掛け式フィルターが合う水槽
小型水槽
45cm以下の小型水槽には最適なフィルターだと思います。メンテナンスは簡単、お値段もお値打ち、設置も簡単と3拍子揃っています。ろ過能力不足は、水替え頻度でもカバーできます。
水草育成水槽でも上部にフリースペースが作れるので、照明を増やすことが簡単なので、オススメですよ。
強めの水流が好きな魚が大喜び
ネオンテトラやラスボラ系は生息地は川なので、水流がある所を好みます。ある程度水流があると、熱帯魚たちは群れを作りやすくなると思います。
サブフィルターとして
外掛け式フィルターは設置場所が他のフィルターと違う場所に設置するので、サブフィルターとして利用しやすいです。メンテナンス性も抜群なので、フィルターが増えても手入れは簡単です。メインフィルターとしてだけではなく、サブフィルターとしてもかなり優秀です。
こんな時は外掛け式フィルターは使わない
60cm以上のメインフィルターとしてはNG
基本的に外掛け式フィルターのろ過能力は低いです。なので60cmを超えるような水槽にはろ過能力が追いつきません。できれば上部式フィルターや外部式フィルターを候補にした方が良いです。
シュリンプ水槽にはNG
人気の高いレッドビーシュリンプなどの小型エビ水槽には使わない方が賢明です。エビたちは水質には敏感で水質悪化にはとても弱い種類です。外掛け式フィルターはろ材交換などでバクテリアの量が安定しにくく、ろ過能力が足りません。
エビだけに限らず、水質に敏感で、水質悪化に弱い熱帯魚も沢山います。これらの生体を飼育する場合は、ろ過能力の高いフィルターにしましょう。
こんな感じですね。
また必要事項があったら、追記していきまーす。
まったねー。
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