2019/12/06更新しました
水草を水槽に入れるぞー、って買いに行き失敗した経験のあるイッポです。
お前、やらかしてばっかだな。www
そうなんですよね。
こんなイッポみたいにならないように、ちょっとした水草に関する情報をまとめておきますね。
きっと役に立つハズです。たぶん・・・。
ではでは、いってみよー。
水草には【水中葉】と【水上葉】がある
これを知らなかったんですよ。イッポは・・・。
一番失敗の多いパターンかもしれませんね。
水草には「水中葉」と「水上葉」の2種類が店頭で販売されています。
同じ水草でも水上葉と水中葉は形が結構違います。こんな感じ↓↓
水上葉ってなに?
水草なのに、水上っておかしくねーか?
ですよね。
なんですが、水草は水の中だけでしか生息できないわけではないのです。
実は水上でもスクスク育つ種類も多く、水上で育った場合は、水中での姿とはまた違う表情を見せてくれる種類もいますし、そのまんまの種類もあります。
水上葉の水草は、水中に数日から数週間で水上葉を切り離して、水中葉を新たに展開します。
水中葉を開かせるには時間がかかるので、水上葉を購入した時は水中葉に生まれ変わるまで時間と日数をかけて待つ必要があります。
それじゃあ。最初から水中葉でいいんじゃないの?手っ取り早いし・・・。
う~ん。そうなのですが、水上葉は水中葉に比べ生産コストが安くできるのですよ。
水中葉を育てるには、コケの発生、害虫駆除、二酸化炭素の添加、数々のメンテナンスが多く必要となります。
水上であれば、このメンテナンスの手間を大幅に削減できるのが、安く販売されている理由の一つです。
ふ~ん。水上葉は「安く」て水中葉は「高い」のか。
その通りです。<(_ _)>
水中葉と水上葉の違いってなに?
簡単に表にしてみますね。
水上葉 | 水中葉 | |
販売価格 | 安い | 高い |
害虫の心配 | それほどない | 貝の卵や害虫がくっついてい可能性がある |
手間 | 水中葉にするまで、日数が必要 | 買ってきて、すぐにレイアウト可能 |
と、まぁこんな感じです。
初心者さんには、水中葉の方が簡単です。(*^_^*)水上葉を買ってくるとイッポみたいになります・・・。
水上葉は水中葉に変わるまで時間はかかるし、新しく出てきた水中茎を切り取り育て、水中茎を差し戻ししてやっと水中水草の完成となります。面倒ですよね。(;一_一)
水草の形状による分類
有茎草
茎に節があり、その節ごとに葉をつけるタイプの水草の総称。
トリミング方法
茎の途中で切り取り、切り取った茎を底床に埋める(差し戻し)とそこからまた成長し始めます。切り取った茎はその節から新しい葉を展開し始めて、成長します。
複数の新芽を展開するコトもあるので、一気にボリュームを増やすコトができます。
へぇ~、「有茎草」って結構増えるのな。
そうなんです。そうなんですよ!
イッポ的にも水槽の後景水草は、有茎草をよく使います。うまくトリミングすると、美しくボリュームたっぷりの水草の森が完成しますので。
有茎草ってどんなの?
たくさん種類があるのですが、ロタラ系やラージパールグラス、パコパなどなどですね。他にもたくさんあります。
こんな感じのをそろえて行けば、初心者さんは安心・簡単ですよ。↓↓
詳しいご説明はまたの機会に。(*^_^*)
ロゼット型水草
水草の真ん中あたりから、放射状に葉を広げていくタイプの水草の総称です。イメージとしてはほうれん草みたいな感じ。
トリミング方法
水草の中心から新葉を広げていくので、水草の外側には古い葉が広がっています。この外側の古い葉を根元から切り落とします。
育つスピードが速すぎる場合は、埋まっている根っこを少し切ってやると成長スピードを遅らせるコトもできます。
ロゼット型水草ってどんなの?
代表的なのは、アマゾンソード。他にもエキノドルス系やクリプトコリネなど色々あります。
こんな感じですね↓↓
球根型の水草
球根を持つタイプの水草です。
トリミング方法
球根から新芽を広げて成長するので、古くなった葉を切るだけでOK。その時に注意する事は、球根を傷つけないコトです。球根に傷がつくと最悪の場合、枯れてしまいます。(;一_一)
球根型水草ってどんなの?
タイニムファやタイガーロータスなど見ごたえのある水草がありますよ。
こんな感じ↓↓結構りっぱな水草が多いですね。(画像はタイニムファ)
浮き草
その名のまんま、なんですが水面に浮いている水草のコト。
根を張らず、葉や茎から水中の養分を吸収し成長するタイプの水草の総称です。
アクアリウムでは、この浮く水草をわざと水中に沈めて使う事もあります。面倒ですが、うまくいくとメチャキレイ。
トリミング方法
有茎草と同じ方法でOK。切り取った部分から枝分かれして増えていきます。ほっといてもワリと自然と増えていきますね。
浮き草ってどんなの?
アマゾンチドメグサやリシア、マツモまどですね。
こんな感じです↓↓(画像はドワーフフロッグピッド)
活着する水草
石や流木などに糸等で巻きつけておくと、自然と音が巻きつけたモノに対してからみ、引っ付くタイプの水草の総称。陰性植物なので隅っこの方でも大丈夫。
イッポも大好きな水草の種類です。(*^_^*)
活着させるときは、付いている根っこをすべて切ってしまい流木や石に糸やビニールタイ等で固定します。
水槽のどこにでもレイアウトしやすい超優等生の水草です。
トリミング方法
古くなってきた葉を切るだけです。水草が大きくなってきたら一度はがしてサイズを調整して、また固定させる感じですね。
活着水草ってどんなの?
アヌビアス系ですね。
こんな感じです↓↓超使いやすい水草なのでイッポのお気にい入り。
流木等に活着した状態で販売されている商品もあるので、それを使っても簡単ですよ。(チョコット高いけど・・・)
モス&コケ類
水中で育つコケ類です。石や流木に巻きつけて固定します。大きくなってくると美しい情景が水槽内で見ることができます。
陰性植物なので、 光やCO2をあまり必要としない水草です。
トリミング方法
これは超簡単ですね。不要だなと思う部分を手やハサミ等で切るだけです。ハイ。
モス&コケてどんなの?
ウィローモス系やウォーターフェザーなどなど。
こんな感じです↓↓メチャメチャ、キレイでしょ。(画像は南米ウィローモス)
シダ類
これも活着させることができます。陰性植物の仲間で、光やCO2をあまり必要としない水草です。
トリミング方法
シダ系は、葉っぱにも新芽が付くので、この葉っぱに付いた新芽を取って活着させていくと簡単に増やすこともできます。
また、水草本体も成長するので、大きくなりすぎたら、一度引きはがし、不要な部分をカットしてサイズ調整する必要があります。
シダ類ってどんなの?
ミクロソリウム系です。これもイッポのお気に入り(画像はミクロソリウム・本ナローリーフ)
うまくレイアウトすると、こんなにキレイで美しい水景になっちゃいます。
レイアウト場所による分類
水草の成長する大きさを予測して、植える位置が決まってきます。背の低いものは前の方で、高いものは後ろの方へってな感じです。
お好みなので、背の高いものを手前に持ってきても自由ですよ。
イッポ、お前初めて植えた水草、背の高い奴を手前に植えてジャングルにしてたよな。
ハイ、そんな時もありました。www
人間、なにごとも失敗するもんでしょ。m(__)m
前景草
成長してもそんなに大きく高くならない水草です。4cm前後くらいまでの高さ。手前の底床を隠し、草原のようにすることもできます。
上の画像はグロッソスティグマです。
下の画像はキューバパールグラスです。
中景草
前景草と後景草の中間ぐらいの高さの水草の総称です。成長すると背が高くなりますが、トリミングで調整します。
画僧はドワーフアンブリアです。
後景草
水槽内で一番後ろ側にレイアウトされる水草です。成長すると水面まで伸びてくるような背が高くなる水草。
画像はラージパールグラスです。
水草の色による分類
大まかに分けると2種類ですね。緑系が赤系です。一言で緑系といっても細かく見ると黄緑や深緑などのバリエーションがありますね。赤系は水草レイアウトのアクセントになります。
黄緑色系の水草
さわやかな色合いで水槽内を明るい印象にしてくれますね。どこにレイアウトしても、いい感じになります。
黄緑色系はこんな感じで明るいですね。(画像はウォーターウィステリア)
深緑色系の水草
明るい色ばかりの水槽はキレイなのですが、メリハリがないように感じます。その時に活躍するのが深緑色系の水草。明るい色の水草の隣に配置するだけで、グッと水景にメリハリが出ます。
画像はアヌビアス・ナナです。濃いめの緑色がアクセントになりますよ。
赤色系の水草
基本的に水草は緑色系なのですが、一部の水草は赤色を発色してくれる水草もあります。かなり目立ちますので、うまく配置すると素晴らしいアクセントになります。
この赤色を発色させるにはコツがあり、鉄分の追肥が必要となってきます。少々難しいですね。<(_ _)>
画像はロタラ・ロトンディフォリアです。赤色メチャキレイですよね。
とまぁ、こんな感じですね。
まったねー。
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