2019/10/29更新しました
こんにちは。イッポです。
アクアリウム水槽の水質を維持管理してくれるフィルター(ろ過装置)ですが、種類が多すぎます。www
そんなこんなで、選ぶのが難しそうなフィルターですが、実は単純です。どんな水槽にしたいかでほぼ決まります。
今回は、一般的に流通している各種フィルターの選び方と特徴をまとめてみました。
ろ過フィルターって何?
簡単に言うと、アクアリウムの水槽内の水を綺麗にする為、水槽に取り付ける装置のコトです。
一般的にろ過フィルター・水中ポンプ・ろ過器・ろ過装置みたいに呼ばれています。
ろ過フィルターの役割とは?
基本的にフィルターには通常3つほどのろ過機能が付いています。
ややこしいのか?
大丈夫ですよ。簡単に図式にしてみました。こちらです。
流れ➽ | 第一段階 | 第二段階 | 最終段階 |
ろ材 | 物理ろ過 【スポンジなど】 | 生物ろ過 【多孔質ろ材など】 | 化学ろ過 【活性炭など】 |
役割 | 枯葉やフンなど大きいゴミを取る | バクテリアの働きによって有害物質を無害化 | 流木のアクや水の色を除去 |
物理ろ過とは
水中のフンや水草の枯れ葉などの大き目のごみをスポンジなどで引か掛けて取り除いていくろ過方法です。目に見える程度の大きいゴミであれば、物理ろ過で取り除くことができます。
生物ろ過とは
フィルター内に微生物(バクテリア)の住みか(ろ材)を作り、そこに定着したバクテリア(好気性細菌)の働きで水の不純物や有機物、有害物質などを取り除くろ過方法です。
化学ろ過とは
水槽立ち上げ時は、良く水が濁ると思います。その原因となっている物質を吸着&分解する様に作られた素材(活性炭やゼオライト)を水中に入れる事で水をろ過することです。
ろ過 まとめ
この3つのろ過が水槽内で働くことにより、水が綺麗に保たれています。アクアリウムのフィルターは「物理ろ過&生物ろ過&化学ろ過の仕組みを水槽に取り入れる装置」というものです。
その機能を持たせるためには、「ろ材」というものをフィルターのろ過槽に入れなければ、ろ過がうまくいきません。
ろ材は【物理ろ材】【生物ろ材】【化学ろ材】の3つに分けられます。どんなに高級なフィルターを使ってもろ材がダメだとフィルターのろ過は機能しません。
ろ材はフィルターの心臓ともいわれるほど重要です。
フィルターも3種類のろ過だし
ろ材も3種類のろ過なのね。
そうなんですよ。アクアリウムのろ過は3種類覚えておくだけでオーケーです。
ろ過フィルターは【生物ろ過】が重要
3種類のろ過の中で、重要なものがろ過バクテリアによる生物ろ過です。生物ろ過がうまく働けば水質が良くなるので、熱帯魚や水草の健康維持、水替え頻度を少なくできるなどのメリットがたくさんあります。できるだけ生物ろ過を動かすろ過バクテリアを繁殖させることが重要です。
この2点が重要です。
生物ろ過で活躍するバクテリアは「好気性バクテリア」といい、酸素が大好きで酸素があれば働くよ!っていう細菌です。
なのでなるべく酸素がろ材に届くように、水流と水通しの良いろ材とで好気性バクテリアに酸素を届ける事が重要なのです。
おおっ、なんだかプロっぽくなってキタな。
そうですよね。自分もこの仕組みを知った時に、オレってスゲーと思いましたもん。
ろ過装置(フィルター)の種類 全8種
フィルターと言っても、種類がたくさんあります。
大きく開けるとこの8種類です。
- 外部式フィルター
- 外掛け式フィルター
- 流動式フィルター
- 上部フィルター
- 底面フィルター
- 投げ込み式フィルター
- スポンジフィルター
- オーバフロー式水槽システム
えーー、結構あるのね。
迷っちまうな。
そうでもないですよ。やりたい水槽でほぼ絞られてくるので。
こちらに、分かりやすく一覧表を作ってみたので、参考にしていただけると嬉しいです。
【おすすめ:5・まあまあ:4・ふつう:3・イマイチ:2・う~ん:1】
方式 | 価格 | ろ過能力 | メンテナンス | 静音性 | 水草育成 | 生体育成 | 水槽サイズ |
外部 | 2 | 4 | 2 | 5 | 5 | 4 | 全サイズ |
外掛け | 4 | 2 | 4 | 4 | 4 | 3 | 45cm以下 |
上部 | 4 | 4 | 4 | 2 | 2 | 5 | 45cm以上 |
底面 | 4 | 4 | 1 | 4 | 2 | 5 | 小型 |
投げ込み | 5 | 1 | 2 | 2 | 2 | 3 | 小型 |
スポンジ | 4 | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 | 小型 |
流動 | 2 | 1 | 5 | 4 | 4 | 5 | 全サイズ |
オーバーフロー | 1 | 5 | 4 | 3 | 2 | 5 | 60cm以上 |
【外部式フィルター】の簡単解説はこちらからどうぞ↓↓
【外掛け式フィルター】の簡単解説はこちらからどうぞ↓↓
【底面式フィルター】の簡単解説はこちらからどうぞ↓↓
【ろ材】の簡単解説はこちらからどうぞ↓↓
とまあ、こんな感じですね。
まったねーー。
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