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ろ過とバクテリアの基礎知識

【アクアリウム】

2019/11/7更新しました

こんにちは。イッポです。

今回は、初心者さんに向けてのろ過とバクテリアの基本的な事をかいていこうかなぁと思っております。

ろ過とバクテリアの関係を簡単に解説していきますね。

「そんなこと知らなくてもいいよ」という方は飛ばしちゃってっくださいね。

【全8種フィルターの解説】はこちらからどうぞ↓↓

【ろ材の解説】はこちらからどうぞ↓↓

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アクアリウムの始め方

アクアリウムを始める時は、水槽に水入れて熱帯魚買って水草買ってセットして、でーきた。

おいおい、でーきた。

じゃねーだろ。www

ですよねーー。

水槽のような超閉鎖空間で熱帯魚の飼育をしていると、エサの食べ残しやフンなどがたまって、水がドロドロの魚が棲めない環境になっちゃいます。たとえば自分自身が狭い部屋に食事だけ運ばれてくる状態で、どのくらい耐えられますか?

想像しただけで・・・・。

なので、アクアリウムでは水替えをしながら、水をきれいにしつつ熱帯魚や水草たちが生き生きと育つ環境を整える必要があります。

この水槽環境を作り上げる事を、「水槽を立ち上げる」とか、「立ち上げ」と呼びます。

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ろ過って何?

水槽を立ち上げるに当たり、「ろ過」を知る必要があります。

アクアリウムで水をきれいにする「ろ過」を行うために必要なものは「ろ過フィルター(ろ過装置)」です。

ろ過フィルターは「外部式フィルター」「上部式フィルター」「底面式フィルター」など全部で8種類ほどあります。それぞれ用途が違うので、こちらを読んでおくといいかも。

【全8種類のフィルター解説】はこちらからどうぞ↓↓

ろ過は3種類あります

全部で3種類です。

まじで、超簡単じゃん。

俺でもいけるわ。

そーです。簡単なのでさらっと生きましょう。

ろ過は3種類【物理ろ過】【生物ろ過】【化学ろ過】です。

【物理ろ過】ってなに?

目に見えるゴミや魚のフンなどを、網やスポンジでひっかけて取り除くろ過の方法です。大きめのゴミ限定ですね。

【生物ろ過】ってなに?

目に見えない汚れや有害物質が水槽の中にはウジャウジャいます。その悪い奴らを良い奴らに更生させることです。バクテリアを使って有害物質をろ過します。

【化学ろ過】ってなに

水槽立ち上げ時などで、水の濁りが発生します。この水槽の濁りの原因を吸着・分解するろ過の方法です。

3つのろ過の方法で一番重要なものは【生物ろ過】ですので、覚えておいて下さいね。テストに出ますよwww

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水槽を立ち上げるとは「生物ろ過」を安定させること

「生物ろ過」ができるかどうかで「水槽の立ち上げ」速度が違ってきます。

一言で生物ろ過といっても、細かくしてみるとイロイロあります。まずは第一に「アンモニアなどの有害物質が無害化されるろ過」が重要になってきます。これが最初の生物ろ過の目標です。

水槽内では、魚のフンや水草の枯葉」、エサの食べ残しなどから有害物質(アンモニア)が発生します。

えー、アンモニアの発生ってフンから

だけじゃないの?

違うのですよ。いろんなもので生成されてしまうのです。

このアンモニアは、毒性が強く水槽内にたまっていくと死の水槽となります。恐ろしや~。

このアンモニアをいち早く除去することは、水替えです。でも毎日できないですよね(なるべく楽がしたいイッポ的に)で、わざわざ毎日メンテナンスしなくても良いように有害アンモニアを無害な物質に変えていく仕組みが水槽内に必要なのです。

有害アンモニアを無害化するには、何種類かのバクテリア(細菌)がやってくれます。この働きを「硝化(しょうか)」と呼びます。

硝化の流れ
  1. 熱帯魚のフンや食べ残し、水草の枯葉などから有毒物質「アンモニア」が発生
  2. 強毒アンモニアを「ニトロソモナス」というバクテリアが弱毒性の「亜硝酸」に変化させる
  3. 弱毒性「亜硝酸」を「ニトロスピラ」というバクテリアが微毒性の「硝酸」に変化させる
  4. 微毒性「硝酸」は水草に吸収されますが、水槽内に多すぎるとコケの原因となるので、水替えで水槽の外に出しちゃいます

おい、いきなり難しくなったぞ。

大丈夫ですよ。覚えておくのはこれだけです。

【アンモニア】➽【亜硝酸】➽【硝酸】

簡単でしょ。

この流れを作っておくと、水槽内で自動的にバクテリアたちが働いて、きれいな水にしてくれます。手間いらずで飼い主喜び、水質向上で魚たちも喜び、最高ですよ。

慣れてくると水槽立ち上げ時には、この3つの物質の数値を測りながら、水質の変化を読み取り水槽を立ち上げていきます。

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バクテリアの種類

今回説明するバクテリアは、2種類です。

好気性バクテリア

酸素大好きなバクテリア。酸素をあげれば働いてくれます。「硝化」はこのバクテリアの担当なので増やしていきましょう。簡単な方法は水槽内にエアーレーション(ブクブク)して酸素を増やすだけ。

嫌気性バクテリア

このバクテリアは、酸素が嫌いです。酸素が少ない方が働きます。良い働きもしますが、働きすぎると水質に悪影響を及ぼす物質「硫化水素」も出すので注意が必要です。できるだけ嫌気性バクテリアは少ない方が良いです。

バクテリアの硝化活動には酸素が大好きな好気性バクテリアが必要です。水槽内に酸素が多くないと好気性バクテリアは繁殖しません。水槽内の酸素が少なくなると嫌気性バクテリアがでてきます。この嫌気性バクテリアは「硫化水素」と呼ばれる物質を生産し、この硫化水素が増えると水が臭くなっちゃいます。

できるだけ水槽内には好気性バクテリアを増やした方が良いので、エアーレーション(ブクブク)などで水槽の水に酸素を送り込みましょう。

好気性バクテリア・まじリスペクトです。

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バクテリアはどこからやってくるの?

そこら中にいますよwww。

空気中のほこりやゴミの中にいたり魚や水草についてたりします。なので水槽に水が入っていれば自然と発生します。手っ取り早く多くのバクテリアを必要なときは、市販のバクテリア剤というバクテリアの詰め合わせセットも販売されているので、使ってもいいかも。

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バクテリアのまとめ

  • 槽の「立ち上げ」は水槽内で「生物ろ過」を作ること
  • 好気性バクテリアを多く定着させ、有害物質を無害物質に変換させる
  • 好気性バクテリアのために水槽内に酸素を供給する
  • バクテリアは少量であれば、水槽に水を入れておくだけで発生する

これだけ知っておけば、ろ過バクテリアについては十分です。


こんな感じですね。

まったねー。

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